作家・演出家・プロデューサー・まれに役者
1964年6月25日生まれ 神奈川県藤沢市出身 AB型
慶應義塾大学法学部法律学科卒。専門は民法。田中實研究室。
幼少時、宝塚女優だった母親に連れて行かれた楽屋で女優の白塗りメイクを見て演劇に偏見。芝居嫌いの映画少年となる。が、北村想の作品に出会い腰を抜かして演劇の道へ。
学生時代に劇団「必劇企画人」を旗揚げ。卒業後は、演出家 大杉祐に師事。1989年に演劇プロデュースユニット【ネオゼネレイター・プロジェクト】を発足。「ドルフィンスマイル」('91)で慶應義塾主催N氏戯曲賞受賞。「FOREST」('93)で第一回シアター・コクーン戯曲賞最終候補となるが、最終選考でボロクソ落選。挫折して情報誌シティロード編集下働きをしていた時に強烈な影響を受けたMODE演出家・松本修の演出助手等も数作(神田うの&ジェームス小野田「ふしぎの国のアリス」、柄本明「ガリレオの生涯」、他)。ちなみに情報誌時代の上司が講談師として活躍していた神田陽司(故人)。閉鎖されるまでの渋谷ジァン・ジァンを中心に公演活動。現在は公演拠点を下北沢と横浜を軸に行う。
近年は演出家としての活動が中心。外部演出作多数。
2001年、日本演出者協会理事に選出。2007年事務局長就任。2013年よりは常務理事を務める。2002年より若手演出家コンクール実行委員長。現在、日本演出者協会理事(常務理事・事務局長)。日本劇作家協会会員。
作家としての作品はSF的世界を描くものが多く、近年の代表作は、巨大彗星が地球に激突する直前数日間を描いた「ATOM」。廃墟となったプラネタリウムに置かれた一台の天体望遠鏡の変遷を描いた「COSMOS」等。他にハミングラン・プロデュース「JAIL BIRD」、にんじんボーン「ざむざで遊ぼう」、「冷凍蜜柑と冬の灯火」、人形劇団ピッコロとのコラボレーション作品「同行二人」も書き下ろす。
地元・横浜を中心にした発信活動も模索。2002年横浜演劇計画を発足。代表。北村想「寿歌」最終公演プロデュース(相鉄本多劇場)、kudanプロジェクト「くだんの件」など手がける。五大路子氏の横浜夢座公演「横浜行進曲」では演出家和田喜夫氏の演出協力。本多劇場本多一夫氏を実行委員長とした横浜SAAC(舞台芸術活動活性化実行委員会)では委員を務め、演劇大学in横浜、横浜リーディングコレクション、再演支援プロジェクトなどを仕掛け、手がけた。横浜市開港150周年・創造都市事業本部との共催で発足した横浜未来演劇人シアターでは製作総指揮。実行委員会事務局長。みなとみらいのテントで2年連続で上演された野外演劇&ダンス公演「市電うどん」は、有数の音楽家たちの生演奏もあり話題を呼んだ。2006年自身も発起人に名を連ねて発足した演劇創造プロジェクト神奈川では理事に就任し、事務局長や第1回横浜フリンジフェスティバル実行委員を務めた。
五大路子座長の横浜夢座プロジェクトでは委員。
2014年五大路子ひとり芝居「横浜ローザ」ニューヨーク版を演出。以降現在に至る。
シス・カンパニーで2014年から上演を続けている北村想作の近代文学シリーズでは、横浜未来演劇人シアターなどでも共同作業をしてきた演出家・寺十吾のアドバイザーを務めている。
2010年横浜市神奈川区の神奈川新町駅前に横浜ベイサイドスタジオを発足。以降、そこを拠点に作品創りを進めている。
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